4.3. 配列
プログラミングでは、同じ様な変数を複数作りたいときがある。例えば、100人の点数の平均点を取りたい時に変数は100個必要となる。このときに、配列を使う。
配列とは、変数の集合のようなものである。
C++ において配列を使う時は、vector を用いる。string と同様にして、vectorをインクルードする。
cpp
#include <vector>以下のようにして、<>内に型を宣言することで、配列を定義することができる。
cpp
vector<int> array;
vector<string> strarray;このように記述すると空の配列が作成される。以下のように、初めから配列に値を入れることもできる
cpp
vector<int> arr = {10, 20, 30, 40, 50};以下のように、 [] の中に数字を書くことで要素を取得できる。数列を考えた時の の だと思うと良い。この時要素番号は* *0始まり**である。
cpp
vector<int> arr = {10, 20, 30, 40, 50};
cout << arr[2] << endl;
arr[1] = 100;
cout << arr[1] << endl;[output]
30
100.size() とすると、配列の要素数を調べることができる。
cpp
vector<int> arr = {10, 20, 30, 40, 50};
int siz = arr.size();
cout << siz << endl;[output]
5これと、for を用いれば、配列の要素を全て取得することができる。
cpp
vector<int> arr = {10, 20, 30, 40, 50};
for (int i=0; i < arr.size(); i++) {
cout << arr[i] << endl;
}for 文の中で、 arr[0] から arr[4] までが1つずつ出力されるコードだという事が理解できるだろうか。i < arr.size() の条件から、i は 0 から 4 までの場合で実行される。(5 は 5 < 5 となり条件を満たさない。)
.push_back() を用いると、配列の末尾に新しい要素を追加することができる。
cpp
vector<int> arr = {10, 20, 30, 40, 50};
arr.push_back(-10);
cout << arr[5] << endl;
cout << arr.size() << endl;[output]
-10
6for文と組み合わせると、できる事が非常に広がる。